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シリーズ『中古車購入時のチェックポイント』その②修復歴車編

こんにちは。今回は、シリーズ『中古車購入時のチェックポイント』その②修復歴車編をお伝えします。

ちょっと専門的で難しい内容かもしれませんが目を通していただけたらと思います。

★中古車の事故車と修復歴車の基準とは★

中古車を購入するときに気になるのが「事故車」ですよね。

ディーラー系の中古車販売店で買えば事故修復車に当たることはまずありませんが、普通の中古車店では事故修復車が売られている場合があります。

一般的な優良店であれば「修復歴有」と表記した上で、市場相場よりもリーズナブルな価格で売られていますが、悪徳業者になると事故修復歴を隠して高い価格で売ろうとします。

ただ、「事故を起こしている車=事故車」ということではなく、中古車市場では「修復歴」があるかないかで判断されます。事故車でも修復歴が無ければ表記する必要はありません。

※修復歴とは、規定の箇所を修理・交換した車のことです。

事故車=修復歴車と思われがちですが、事故車でも特定の重要箇所(ボルト留めではなく溶接を必要とする。)の修理・交換を行なっていなければ、事故車であっても「修復」ではなく「補修」となります。

 

①サイドメンバー

②クロスメンバー

③インサイドパネル

④ピラー

⑤ダッシュパネル

⑥ルーフ

⑦フロア

⑧リアフロアパネル

⑨ラジエータコアサポート

①~⑧の修理・交換を行った場合、修復歴車になります。⑨に関しては近年の自動車はボルト留めになっており、交換でも修復扱いにはなりません。

 

事故とはいえ大きな事故も小さな事故もありますので、駐車場で車を出し入れする際に隣の車とバンパーが当たってしまった場合でも一応事故歴になりますが、修復歴とはなりません。

ボディフレームが歪んでいたり、上記図のように重要箇所を交換していると修復歴になり、自動車オークションや中古車販売店では、「修復歴あり」として売られます。

「修復歴無し」となっている中古車でも事故を起こしていないとは言い切れません。ただし、修復歴がなければ、事故を起こしていてもかすりキズ程度の事故ですので、車自体に大きな損傷はありませんので、あまり心配する必要はないでしょう。

修復歴有の車を購入するメリットとしては、「安く購入できること」「気兼ねなく乗り潰せる」といった点がありますが、

デメリットとしては、「安全性に問題があるかも…」「故障が起こりやすいかも…」「保証が適用されないかも…」といった点です。

もし、このような車を購入される場合は、このようなメリット・デメリットをきちん理解した上で購入するか検討しましょうね。

 

次回はシリーズ『中古車購入時チェックポイント』その③外装パネルから修復を追う編をお伝えしていきます。

 

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